VCA新聞 コラムvol.1 「運動技能」
こんにちは
VCAメンバーの-Shoya-毛塚翔也です。
唐突ですがメンバーが週替わりでコラムをこのブログに掲載することになりました。
今のところの予定では毎週金曜日です。
まずはvol.1
僕が気になったテーマをご覧ください。
【運動技能】
僕は子供の頃からスポーツ、特に球技が大好きで
昼休みには友達と毎日サッカーをやり部活はバスケットボール部へ。
そのうち音楽に興味を持ち中学生で始めたギターは今日まで僕の世界を大きく広げてくれました。
つい最近では皆さんに読んでもらっているこのような文書をもっとスムーズに書きたくてタイピングの練習をはじめました。
『スポーツと音楽とタイピング』
一見違う事のようですが
『走る、飛ぶ、歩く』といった基本動作となにも変わりません。
唯一違うとすれば
歩くという動作は無意識の反復によって身についたものであり
楽器演奏のような日常生活において必要がない動作は意識的な練習を必要とするという事です。
一万時間の法則
1万時間の法則とは、特定分野のエキスパートになるには1万時間の練習・努力・勉強が必要だという理論です。
マルコム・グラッドウェル氏が広めたものですが知っている方も多いのではないでしょか。
1万時間というと
毎日1時間練習して30年、毎日3時間練習しても10年。
何か新しいことを始めるのに1万時間というのは途方もない時間なのがわかるかと思います。
練習後4時間以内に眠る
そんな中、ジョシュ・カウフマン氏は
『たいていのことは20時間あれば習得できる』と説いています。
もちろんプロフェッショナルを目指すには足りない時間ですが
何かをはじめたい、趣味を見つけたい、仕事をしながら新しいスキルを身につけたいそういった多くの人たちにとって勇気をもらえる言葉のように感じます。
ジョシュ氏の言葉を要約すると
「新しい運動技能を習得するには脳の物理的行動を変える必要があり初歩的な反復練習が必要である。そしてスキルを長期記憶に固定するには睡眠が欠かせない」
と言っています。
ある研究結果でも
「練習後の睡眠効果を最大限引き出すには、練習後4時間以内に眠るのが最適」
なのだそうです。
僕は元々、ギターの練習で伸び悩んだりスノーボードが上手くなりと思った時に
体の動きに注目するようになりましたが
手先だと思っていたら肩甲骨の動きが大切だった。
足で曲がろうとしても重心が安定しない、ということは体幹が実は大切。
そんな思考錯誤をしているなか何度やってもうまくいかない事が
朝起きるとアレ?昨日よりなんかできてる!
きっと皆さんにも同じような経験を持っている方が沢山いらっしゃると思います。
蹴る、握る、投げる
その動作の動きに意識が行きがちですがそれには脳がその動きを記憶し神経が正確な指令を筋肉に伝える。そして筋肉が誤差のない動きを行う。
まずは脳に正確な動きを記憶させる事が大切なのでしょう。
タレントの武井壮さんも、「人間は自分が思うほど体うまく動かせていない」と、おっしゃっています。
1日10分でも20分でもいいので寝る前に習得したいスキルの練習をし早く寝る。
調べる時間も含め20時間ならば少しの努力ですぐに到達するような気がしてきます。
僕も自身、普段(具体的にはギターを練習していて)意識していることがあり
「下手になる練習に気をつけできた事でも、できない所でやめてしまうと脳にはできなかった記憶と感情が残ってしまう」
どういうことかというと、弾きたいフレーズを弾けない速さで何度も練習すると、”弾けない練習”をずっと練習していることになります。
また、ある程度の時間をかけ反復練習をしているときは1度うまくできたらそのタイミングで一旦練習をやめ自分は弾けた!!と自己暗示をかけます。
特に後者は脳も体も疲労し偶然うまくいっただけかもしれません。
それでもうまくいったタイミングで自分に言い聞かせることでポジティブなイメージと感覚を脳に植え付ける事が出来ます。
逆にやっぱり弾けないやと思い過ごす時間とでは同じ練習時間でも大きな差が生まれてくると思います。
これはスポーツ、勉強なんでも応用が効くことだなと思っており
最大の敵はこのままずっとできないかもと思ってしまう自分の感情なんだなと改めて思わされました。